【こども あすか さくら さんぽ】

藤原京桜と菜の花ゾーン

集合場所の大和八木に着くと、懐かしい顔が。前回も一緒した唯一の男の子は、お母さんに隠れもじもじしていた。この子は、小さい時から、お母さんの足に隠れて、もじもじしていた事を思い出して笑ってしまった。聞くと、今でも最初は人見知りして、もじもじするらしい。そっかと、納得する。

バスに揺られ、藤原京に到着する。少し歩いて、桜と菜の花ゾーンに。ピンクと黄色の絨毯に近づくにつれ、みんなのテンションが上がるのがわかる。誰もが「わぁーーー」と思わず口にする。一面黄色の250万本の菜の花と、菜の花を取り囲む満開の桜。誰もが感動する風景がそこにあった。

田んぼに植えられた菜の花の絨毯の中には、田んぼ用の用水路があった。用水路を飛び越えられるか!ゲームが始まる。小さな子にとっては、ちょっとしたチャレンジだ。小学生のお姉ちゃん達は、あっさりと飛び越える。それを見て、小さな子達もチャレンジするかどうか用水路の前で考えこんでいる。結構深い、水の流れも速い。どうするんだろう。。。大人に助けを求める子、悩んだ末断念する子、すぐに無理と判断する子。以外とみんな賢明だw。仕方なく、少し手を貸す。

「あっ!つくし!!!」「あっ!かえる!!!」誰かが口にした途端、大騒ぎになった。いつの間にか、もじもじの男の子は好奇心のまま単独で走り出していた。彼の冒険が始まった。

今回、初めて参加する姉妹は、昔から面白い子達だった。冷静さと、集中力と感性を併せ持った芸術家のような小学生のお姉ちゃん。そして、最強の野生児の幼稚園の妹さん。2人に共通しているのは周りの目に囚われず、常に自分を持っている所。又、おもしろい人達がきたなーっと、嬉しくなる。

かえるを見つけた瞬間、お姉ちゃんの目が変わる。素早いかえるを一心不乱に追いかける。それを見て、他の子達が応援する。いつの間にか、用水路を自分で飛んでいる。ついに、かえるを捕まえた。満足そう。みんなワイワイ、さらにテンションは上がっていった。今日は、いきなりテンションマックス!!!最後まで歩けるか心配になる。というか、これは誰か川に落ちるなっと、覚悟するw

お姉ちゃんは、しばらくかえるを手の中に持っていた。しばらくして、ねえねえ、かえるなやっと大人しくなったと僕にかえるを見せてきた。かえるを見ると、なんとなく癒された顔をしていた。お姉ちゃんの顔を見ると、満足そうな顔をしていた。そっかと僕は言った。うんとその子は言った。きっと、心が通じ合った事を僕に報告しにきたのだろう。月と話せるこの子なら、そういう事なんだろう。なんとなく非科学的な事を僕は直感で思った。

お昼ご飯を食べる場所を、ある子に探してもらい、桜の下でご飯を食べた。桜の花びらが舞う中でご飯を食べた。昨日までの雨は、この為だったんだなーと思った。幸せな時間だった。

この場所は、あまり宣伝もされていないため、人がまだまだ少なく快適で、来年も来ようと思った。

男の子が怒られていたので聞くと、リュックを川に落としたとの事w。その後、男の子が少し危険な場所に行くと、下も見な危ないで!あんただけは、ほんま落ちるで!とか、みんなにいじられていた。その度、その子が見せる、すねたような、いじけたような表情が鉄板で、みんなの大爆笑をとっていて、なんだか彼も嬉しそうだったw

前日思い付きで用意したむちゃぶり指令書は、必要なさそうなので、この辺で早々に諦めたw

【こども あすか さくら さんぽ】

藤原京と飛鳥川

藤原京跡地は、三方を畝傍山、耳成山、天香久山、そして北東に三輪山に囲まれた土地で、特別な観光施設等は特に無いけれど、この開けた地はいつ来ても気持ちがいい。

蓮華の蜜を吸ったり、たんぽぽの綿毛を飛ばしたり、茎で笛を作ったり、つくしを取ったり、少しづつ進んでは止まって、進んで止まって、少しづつ進んだ。

登れそうな所には、とりあえず登る。興味があるものは、とりあえず触る。水たまりがあれば、とりあえず足をいれる。テンションがあがれば、とりあえず走る。。。

『「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
(『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン)』

僕は、目の前の好奇心に素直に向い合いながら、全力で今を生きる人と過ごすのが好きでやっぱり楽しいんだなーっと思い出させてもらう。そんなシンプルな力が、これからのAI社会の中、一番重要な事かもしれないと改めて思う。凄い人達だ。

もう小5になった古い付き合いの女の子は、相変わらず自然と小さな子達と同じ視線で遊ぶ。お姉ちゃんぶらず。むしろ、妹のように。相変わらず、みんな凄いなーと思う。

野生児の妹さんは、なぜか球根がお気に入りのようで、みんなが綺麗な花に興味を示す中、1人だけ球根を集めて超ご機嫌に。「きゅうこん きゅうこん うれちいなー」オリジナルの球根ソングを大声で歌い、みんなを何度も大爆笑させた。

そんな彼女が、急に僕の横にきて、「きゅうこんみる?」と言ってきた。いつものようにとっさに「みいへんわ!っていうか、きゅうこんほしいわー!」とめちゃくちゃを答える。悩みだす彼女。「ほしいん?」「ほしい!」「どうしても?」「うん!」「なんこほしいん?」「3こ!」3個しかもっていないのを知っていたので、そう言ってみる。さらに悩みだす彼女。「1こやったらいいよ」「いやや3こ欲しい」とごねてみる。さらに悩んだあと「じゃあ、これあげる」とつくしを渡される。「つくしいやや!きゅうこん3こ欲しい!」とさらにごねると「じゃあ、きゅうこん2こと、つくしにしなさい!!!」と怒られる。

男の子は、どこかで又、木の枝を拾い「伝説の剣」と名づけ、見えないなにかと戦っていた。貸してと言っても、絶対に触らせてくれず、大事に持っていた。さっき、藤原京でこけてびしょびしょで泣きそうになり、うんこがもれると大騒ぎしていたのに、剣を持つ顔は勇敢な勇者の顔だった。休憩中、お菓子に夢中になっている間、伝説の剣は忘れられていたので、隠してみる。休憩が終わり、出発する時伝説の剣の事を思い出し、泣きそうな顔で大騒ぎしだした。聞かれたので「しらん」と答えると必死に自分で探し始め、見つけると又、勇者の顔になった。大事なものは、人それぞれなんだなーっと、勝手に隠しておいて、勝手に納得したw

そういえば、いつの間にか、みんなお菓子などをシェアするようになっている。回を重ねるたびに。そういえば、男の子は、今回は初めから、自分のお菓子をみんなに配っていた。あまりこだわらなくなっていた、伝説の剣以外はw

飛鳥川の桜と、明日香村の風景のコラボも綺麗だった。

ぼちぼち、足が痛いと言い出す子ども達。競争ゲームやしりとりゲームなどお母さん達のアシストもあり、なんとか石舞台古墳に。ゲームをしだすと、とたんに元気になる子ども達。小さな子達にとっての約8kmという道のりは、大人で考えるとどのくらいの労力なんだろうと企画しておいて、いつも思う。数か月前、ベビカーが必要だった子が、ベビカー無しで最後まで歩ききるという凄さ。凄いなーとただただ思う。

【こども あすか さくら さんぽ】

石舞台古墳

石舞台古墳に到着した。小さい子達は、休憩場所で遊びだした。どれだけ元気やねん!と突っ込みたくなる。やりたい!→やる。やりたい!→やる。やりたい!→やる。を繰り返している時の子ども達のエネルギーは凄まじく、そして、結果的に周りを気分良くさせる。

子どもにとって、「場」は「事」が起こる手段に過ぎず、そういう意味では自然体験といっても、都会も田舎もさほど変わりない事を知っている。しかし、日常とは違う非日常が持つパワーは凄いなと思う。反面、日常や当たり前、普通が持つ支配力は本当に強力だなあとも思う。明日香村の子ども達は、残念ながら外であまり遊ばない。通学もバスや車がほとんどだ。ここには、何も無いと言う。

子ども達は、藤原京の桜で、桜はお腹いっぱいになったようで、石舞台の桜にはほぼ興味を示さなかった。最終バスが早いため、少しの間自由に過ごした。バス停にみんなで向うと、かえるの子が石碑の前で1人いて、よく見ると手を合わせているようだった。それに気づいた他の子がみんな石碑の方に走っていった。子どもは、おもしろい事に貪欲で敏感だ。見にいくと、かたつむりを捕まえていた。かたつむりを手にとり、みんなキャアキャア騒いでいた。野生児の女の子は、大きな石の上から何度もジャンプしだし、うんこの歌を大声で歌い始めた。自由だなあ。

そういえば、いつの間にか、誰と誰が親子なのかわからなくなった。ふと見ると、手を繋いでる相手がバラバラで、あれ?あの子とあのお母さん親子やったけえ?、考えなければわからなくなるほど自然な感じにそうなっていた。そんな事はどうでもいいかと思える空気が流れていた。

石舞台で小さな子達とは別れ、自分達は桜のライトアップを見る事にした。夕日が綺麗に見れそうな場所を探すが、雲が厚く夕日は見れなかった。ライトアップされた桜は綺麗だった。石舞台の中から変な音楽が聞こえる。出てくる人達が、何あれ?あんなことここでしてもいいの?あれ、あかんやつやろー!と次々に言っていた。なに???入って見ると、石舞台の中がキラキラしていて、他の人と同じように少しがっかりした。見に来る人は、石舞台が見たいのであって、ディスプレイされた何かを見にきたのでは無いんだな~と、少し考えさせられた。まあ、受け取り方は人それぞれ。

4年生女子が、私4年嫌やねん。と、さんぽの道中何度も言っていた。何が嫌なのか聞くと、別に何も嫌な事は無かった。ただ、今の不安と寂しさだった。昔は、この子も目の前のおもしろさに敏感だったのにと、少し残念に思った。ここは、uni:neuと同じでどんな誰でも自分でおもしろい事を探さなあかん場所やでと言った。
夕日が見える場所をこの子に探してもらう事にした。嬉しそうに、こっちと言っては、やっぱり違うかなーと不安そうな顔をした。〇〇がそう思ったんやったら、それが正しいで、大丈夫やでと何度も声をかけた。こっちもいけるんちゃうん、いけるんちゃうんと道を外れ崖のような場所を進みだした。もう1人の4年生が、この山登れるんちゃうんと、あきらかに危険な事を言い出した。いけるんちゃうか!と僕は言った。ちょっとぎくしゃくしていた仲良しコンビの空気感が少し昔のように戻って嬉しかった。

今回も、なんやかんやで本当に面白かった。

聞くと翌日始業式だという。うわーみんな帰ってから大変だなあと思った(^_^;)

いつも、本当に、本当に、ありがとう。

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2017年4月_あすかさくらさんぽ
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