小学1年生の女の子が、僕に言った。

「見てー、月がきれい」

見ると、半月が明るいうちから出ていた。

「俺の方が、先に気づいてたわー」 嘘をついた。

5歳の女の子に言った。 「みてみい、月がきれいやでー」 「ほんまやー」 しばらく、その子は月を見ていた。

今度は、3歳の男の子に言った。 「みてみい、月がきれいやでー」 「知ってる」 ちらっと月を見、その男の子はクールに答えた。

僕にボールをぶつけていた6年生にも言った。 「みてみい、月がきれいやー」 「きれいちゃうわー」 その子は、月を見ようともせず、僕にボールをぶつけてくる。

3歳の男の子は、夢中でシーソー型のパズルで遊んでいた。シーンーの上に全ての木の動物を置くゲーム。いろんな置き方にチャレンジしているようだった。

いつものように、見てない隙に僕が足で壊す。気づいたその子は怒りながら、元に戻す。先と同じ置き方はしない。違うゲームが始まった。

「ヒロ兄、ひどいなー。そんな事やったらあかんやろー」 僕にボールをぶつけている6年生の女の子が、僕を睨んでくる。

彼女を無視して、僕と3歳の男の子は、遊んでいた。 僕にボールをぶつけていた子の、ボールがそれ、男の子が作っていたシーンーにあたりシーンーが倒れた。バラバラだ。

女の子は、頭を深く下げ3歳の男の子に「ごめんなさい」と謝った。

僕と男の子は、キョトンとした。

壊れたら、又、作ればいいやん。先よりもっと面白いものが作れる事を、3歳の男の子は、もう知っていた

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