開放

小学校、中学校での学校図書館開放の仕事を始めて2ヶ月。

勝手にいろんな事をやっているので、結構楽しんでいる。

レイアウトや本の配置、コーナー作りは、当たり前のように、勝手に大幅に変更し、子どもプロジェクトを勝手に立ち上げ、勝手に図書館を強制的に開放。

さすがに、初めは学校側に相談したが、責任取りたくないと逃げる人達と話しても、アホらしいと、とっとと諦め、問題あるんやったら、後で言うてきてー！逃げも隠れもせんし、とことん責任とったるからっと、変に覚悟だけはあるからか、自由に楽しく活動出来てしまい、ちょっと拍子抜けな所がおもしろい。

そうやって、自由に楽しく働いていると、知らない間に味方が増えてきたのが、正直嬉しい。会ったことも無い、図書ボランティアの方から、子ども達を主体にした取り組みをしてくれる事が嬉しいと応援メッセージを貰った。学校に言って図書ボランティアの方と、ノートでやり取りをしていての事だった。

こういう感覚を素直に持てる人達を見ると、すごいなーっと素直に思う。

「自分達で使う場所は、自分達の力で、より良くしよう！プロジェクト」を、勝手に立ち上げた。

uni:neuの、「こどもが　こどもの力で　自分を見つけるプロジェクト」を少し変形させてみたが、ちょっと堅いし、学校を意識しすぎかなーっと思いつつ、他に思いつかないので、その場で、汚い字で紙に書き、入り口のドアに貼ってみた。

お手伝いをするのもいいし、自分でやりたい事をするのもいいし、要は図書室や学校は、教師のためのものではなく、あんたらーの場所で、あんたらーが考えて良くする方が、おもしろくない？っていう提案のつもり。

どの小学校でもすぐに、何人か訪ねてきた。「先生、何したらええん？」「何がしたいん？」「う～～～ん。何が出来るん？」「そっか。じゃあ、とりあえず手伝ってくれるか？ここを、みんなが使いやすくなるよう、いろいろ変えてんねん」「うん！やるやる！！！」

人数がどんどん増えて来て、こっちがちょっと焦るｗ

「せっかく、いい天気やから、みんな外であそびー！！！」「いやや。寒い。」「あほか、子どもは風の子やー！外でアホみたいに走り回って、こけて泣けーーー！！！」「あほちゃうか！」

1回、50人以上が10分の休み時間に押し寄せ、大騒ぎの宴会状態になったｗ 1年生だらけ。自分的には、別にいいけど、観察していると、本を読みたい子が迷惑そうな顔をしていた。

そっか^^; ちょっと真面目にやろー。

次の休み時間は、入り口に関所を作った。

「ほんを　しずかに　よみたいひとが　としょしつにはいます。そんなとき　まわりのひとは　どうしたらいいでしょう？」じぶんで　かんがえて　せんせいに　おしえてね。

一人づつ、入り口で自分の意見を教えてもらう。正解は別に用意せず、自分で考えたかどうかだけを見る。

はい！合格。だめ！もう一回。

「みる！」「えっ！みる？だれを？」「まわりをみる！」そっか、みるんかー。へぇー。「そっか、いっぱいみー。見てたらなにかわかるかもなー」「うん！」「ごうかーく！」

ずら～っと伸びた列、列の最後の方でチャイムがなった。わるい！やってもうたー^^;

それでも、みんな嬉しそうに廊下を全速で走り、クラスに帰っていったｗ

いっぱい、失敗するけど。その分、前に進める。

いつも来る子に。「なんで、あんたらーいっぱい来るん？」っと、ちょっと困り顔で真剣に聞いてみる。「そりゃー、あんたがおもしろいからやー！」「あほか、おもんないわーヽ(`Д´)ﾉ」別にあんまり喋らんし、一緒に遊ぶとかせんし、、、。「あははは」

子ども達は、空気を読む。自分を出せる空気を敏感に読む。

学年で一番やんちゃな子と真剣に「おまえのとこの担任、ほんまうざいな！」「そうやろー！あいつうざいねん！」「なあ！なんやろー、あの目つき、いやらしいなー！」「あいつ、あんたのためやってばっかり言うて、怒るけど。全部自分のためやねん！」「そうやなー。あんたらーを、自分の子どもみたいにと思ってるんやろーなー。だから、囲いたいねん。はみ出させたくないねんなー。」「わかるー」「逆やのになー。毒になる親って本読まさなあかんわー（笑）」「そうなん？」「子離れが出来ない親の典型やー。まあ、それだけ一生懸命やねん。そこは、認めたりー」「うん」