廊下の机


廊下に机が一つ置かれていた。

近づくと男の子が座っている。

何かを書いている。

一人で何かを言っている。

笑っていた。

支援学級の子みたいだった。

だいじょうぶそうだった。

ちょっと気になるので、 帰りにもう一度そこを通ってみた。

何かを歌っている。

機嫌が良さそうだ。

机の上を覗いてみる。

作文?

綺麗な字だ。

彼は、作文を隠そうとする。

すごいなー。

字うまいなー。

というと微笑んだ。

きっとこの子が望んでの事だろう。 その場を去ろうとすると

おじちゃんだれー? と彼が言った。

説明するのが嫌いな僕は 警察です!と言った。

うん。と彼はいった。

僕は笑いながらその場を後にした。後ろから、彼の笑い声が聞こえてきた。

気分の良い静かな時間だった。

不思議な力を感じた。

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