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みんなの学校 全国大会


先日の「みんなの学校 全国大会」にて、嬉しい事がありました。

それは、ある子と一緒に8階の図書館から、7階の保育室に戻っていた時の事でした。

西成のuni:neuに来ていた虫博士と同じ名前のその子は、好奇心旺盛でエネルギーに溢れた子で、1秒たりともじっとしない5歳?の男の子でした。言葉で表現するのが少し苦手な様子でした。

午後、その子は他の子と一緒に8階の図書館に行きました。少しして、ふっと不安になったため、僕は1人で図書館に行ってみました。案の定、彼は、大人の腕の中で暴れていました。

一緒に、7階の保育室に戻る事にしました。エレベーターでは、面白くないので、非常階段から戻る事にしました。その子は、すぐに下を覗き「たかいなーーー!!!こわいなーーー!!!」と言いましたが、顔は笑っていました。ほんまやなー!こわいなー!と言いながら、2人で階段を降りました。

7階までゆっくり降りると、下る階段の先の方を見つめています。1階まで、おりてみるかー?と言うと、首を横にふりました。そっかと、思いました。

7階の非常階段から保育室に戻る途中の部屋から、ギターなど弦楽器の音が聞こえてきます。僕は、いつものように、そのドア開けてみいーと彼に言ってみます。彼は、ドアをゆっくりあけました。中では、おじいちゃん、おばあちゃん達が、ギターなどの弦楽器を弾いていました。扉の方をちらっと見られましたが、特に気にもとめず、自然に演奏をされていました。彼は、少しそこにたたずんでいましたが、中には入らず、ドアを閉め、保育室に向かいました。保育室に着くと、彼は、窓から保育室の中の様子を伺っていましたが、又、ギターの音のする部屋の前に戻り、再度おもむろにドアを開けました。部屋には入らず、しばらくすると、又、ドアを閉めました。そして、少し何か考え、又、ドアを開けました。そっかっと思いました。

ちょうどその時、トイレから帰ってきたおばあちゃんが彼を見て「あら~!中に入りたいの。どうぞ、お入りなさい。」と優しく彼に声をかけてくれました。少し考えて彼は、首を横にふりました。おばあちゃんは、中が良く見えるようにと、ずっとドアを持って開けていてくれました。ギターなどを弾いている人の顔を見ると、みんな少し微笑んでいました。演奏はその間も途切れず、彼の事は気にせず続いていました。

しばらくすると、彼は、少しだけ部屋の中に入っていきました。演奏を聴き始めました。こんなにたくさんの楽器に出会った事は、彼にとって始めての体験だったかもしれません。

彼は自然と、じっと演奏を聴いていました。

穏やかな優しい空気が流れていました。幸せな時間でした。

そっか。今日、僕はこの時間のために来たんだなー。っと、思いました。いつもの妄想ですw

意味や理由や迷惑も問わず、そっとしておいてくれる。

先輩たちの、優しさに触れた時間でした。

それを作ってくれたのは、彼であり、そこにいたみんなでした。

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