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掃除の時間


掃除の時間。図書室には、だいたい5名が掃除に来てくれる。

その小学校は、図書室が絨毯なので、掃除機をかけたり、机を吹いたり。 僕は、いつも、いつもの掃除とは違う、いろんな仕事をお願いする。

「ここの怖い本のコーナーを怖い感じにディスプレイしていやー!」

「クリスマスやから、赤と緑の本でディスプレイして!」

「そこは、賢そうにしといて」

時間の都合があるので、自分の思いつきをそのままぶつける。

ある子は、本を全部裏返しにした。

「先生、これ怖そうじゃない!」 「ほんまやーwある意味怖いなー」 「これでいい?」 「不安なんやったら、少し離れて見てみー。少し距離を離すと、少し客観的に見れるでー。」 「客観的って何?」 「違う景色が見えるって事やーwまあ、とにかく、離れてみー」 結局、タイトルが見えず選べないので、一部だけ裏返して陳列していた。これも、立派なPDCAだw。又、考えるらしい。

その日は、徹底的に掃除機をかけて欲しいと思った。

その図書室には、4台もの掃除機があったのでw

今日は、掃除機の日なー!

一つの延長タップに、4台の掃除機を繋ぎ、1人は、線が絡まないように、タップを移動させる掃除機使い役に任命。

スムーズに進むかは、掃除機使いの腕しだい!おもろーw

さあ!スタート!!!

バーン!!!

真っ暗に。。。

(・_・;

ブレーカーとんだ。

慌てて、みんなでブレーカーを探すも。。。

職員室に電話したら、ええんちゃうん。

慌てる僕を含めた男子をみて、女子が冷静に言った。

「わ、わ、わかってるわー。ていうか、誰が電話するん?」

えっ?あんたやろーっと、みんながこっちを見る。

「俺いややー!あっそうやー!じゃんけんなーーー!じゃんけん!!!」

1回であっさり奇跡的に負ける(・_・;。電話する。まさかの校長が出る。恥をかいたやんけーっと、子どもに八つ当たりをし、冷静にバカにされる(・_・;

今日も、先生、又ブレーカー落とそうやーっと、うるさいので、落とすかーっと、あしらっていると、低学年の担任の先生が来て、発達障害の事をみんなで学習する絵本を探しているとの事。

前の学校にあった、10人10色のカエル!?っていう感じの絵本。

その学校は、絵本を作者別にあいうえお順に並べているので、作者がわからないと探しずらい。やっぱり、絵本はタイトル順やなーっと思いつつ探すが。。。

あっ、そうか!

みんな集合!困ってます。なんとかのカエルっていう絵本を探して下さい!

確かここやでー!2人が即答。

すげー!なんで?天才なん?

だいたいの本は、わかるでーっとの事(;゜0゜)

俺そんな事出来へん!なんでわかるん!マジ教えて!!!

どうも、本を整理している時、面白そうな本は、1冊づつタイトルとか表紙の絵とかを記憶しているよう。

そっか、やから、いつも整理に時間がかかるんか-。

やっぱり、おもしろいなー^ ^この人達は。

何にでも、きちんと理由があるんやなー。

そして、好奇心の中、集中した時の、この人達の凄さ。

完全に、負けとる。。。

好奇心と、記憶力と。。。

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